評価され始めた時、私は一番ダメな選手だった

夢akeBaseballチャンピオンズシップ

── 月間AWARDの基準になった高校2年の外野手の話

「結果を出せば、評価される」

当時の私は、
心の底からそう思っていました。

高校2年のシーズン。

私はピッチャーから
外野手へコンバートされました。

外野手としては、
ほぼゼロからのスタート。

当然、
最初は慣れないことだらけで、
技術も、考え方も、
正直まだまだ足りていなかった。

だから、
指導者からの評価も、
チームメイトからの評価も、
周りの評価も、決して高くはなかった。

それについては、
自分でも納得していました。

「そりゃそうだよな」
「まだ外野手として何も示せてない」

その感覚は、ちゃんとありました。

冬を越えて、手応えを感じ始めた頃

その後、
チームに新しいコーチが来ました。

バッティングも変わり、
外野手としての練習も重ねていく中で、
少しずつ、自分の中に手応えが出てきました。

外野守備も、打撃も、

「前より良くなってる」と感じられる瞬間が増えた。

そして冬を越え、
シーズンが開幕しました。

開幕してすぐの試合で、
私はホームランを打ちました。

正直、あの一発で、
心の中にこういう気持ちが芽生えました。

「これで、主力になれる」
「これからは、評価される側だ」

実際、
指導者からの評価も一気に変わりました。

練習中の声かけ。

試合での起用。

立場。

明らかに、

「見られ方」が変わったのを感じていました。

周りの声と、未熟だった自分

でも、その一方で。

周りから、
こんな声が聞こえてくるようになりました。

「ホームラン打ったって、練習試合でしょ」
「まだ大会で結果出してないじゃん」
「結局、実績はないよね」

今までスタメンだった外野手。
別のポジションで、
まだスタメンになれていない選手。

妬み、と言い切れるものばかりではなかったと思います。

でも、
少なくとも好意的な言葉ではありませんでした。

その時の私は、高校生でした。

考えも、心も、
正直かなり未熟だった。

「お前ら、俺の練習見てないだろ」
「悔しかったらレギュラーになってみろよ」

心の中では、
完全に上から目線でした。

結果を出し始めた自分は正しい。

評価されない側は、努力が足りない。

そんな危うい考え方を、
無意識のうちにしていたと思います。

今なら、あの時の自分をどう見るか

今、あの頃の自分を振り返ると、
こう思います。

あの時の私は、
技術的には成長していたけど、
人としては一番ダメだった。

結果が出始めた瞬間に、
自分の中の“未熟さ”が一気に表に出ていました。

努力したから結果が出るわけじゃない。

結果が出たからといって、偉いわけでもない。

それなのに当時の私は、

「結果=正義」

という視点でしか物事を見られていなかった。

でも、
今なら評価したいポイントは、全く違います。

結果じゃない部分で、今なら評価したいこと

もし今、
夢ake Baseball 月間AWARDという視点
あの頃の自分を見るなら。

評価したいのは、
ホームランでも、
指導者からの評価でもありません。

環境が変わっても、信念を曲げずに練習を続けていたこと

ピッチャーから外野手へ。

簡単なコンバートじゃなかった。

それでも、
腐らず、逃げず、
「外野手としてやる」と決めて
練習を継続していた姿勢

これは、今なら評価できます。

周りの声に左右されすぎず、態度を変えなかったこと

良いことも、悪いことも言われる。

それが評価され始めた時の環境です。

その中で、
練習をやめなかったこと。
投げやりにならなかったこと。

完璧じゃないけど、
踏みとどまっていた部分は、
ちゃんと価値がある。

後輩が見ている立場にいたこと

当時は気づいていなかったけど、
自分は“見られる立場”になっていました。

その振る舞い一つ一つが、
後輩の基準になる。

ここを意識できていたら、
もっと違う選手になれていたと思います。

プロに行けなくても、残るもの

もちろん、
プロに行けたら、それが一番すごい。

多くの選手が、
そこを目指して野球をやっていると思います。

でも、
仮にプロになれなかったとしても。

この時期に

・自分を律する力

・周りを見て行動する力

・チームの中での立ち振る舞い

こういった人間力を高められていたら、
それは必ず次のステージで生きます。

社会に出た時。

指導者になった時。

別の形で野球を続ける時。

チームをまとめる力。

人に声をかける力。

空気を作る力。

全部、
結果とは関係ないところで培われるものです。

この経験が、月間AWARDにつながっている

夢ake Baseball 月間AWARDは、
この経験が根っこにあります。

結果が出ているかどうかよりも、
どう向き合っているか。

評価されていない時に、
どう振る舞っているか。

評価され始めた時に、
どう振る舞っているか。

そこにこそ、
選手としての本当の価値があると思っています。

最後に|今、評価され始めた選手へ

もし今、
結果が出始めている選手がいるなら。

一度、自分に問いかけてみてほしい。

「今の自分は、
周りからどう見えているだろうか?」

結果が出ている時こそ、
人としての姿勢が一番試されます。

この話が、
誰かの“立ち止まるきっかけ”になったら嬉しいです。

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この経験があったからこそ、
私は「結果だけで評価しない」
月間AWARDを作ります。

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