キャプテン・副キャプテンは「一番できる人」が定番?
チームで
「キャプテンを誰にするか」
「副キャプテンを誰にするか」
この議論は、
どの年代でも必ず出てきます。
一般的には、
- プレーでチームを引っ張れる
- 技術的に一番うまい
- 練習態度・学校生活が模範的
- 声が出て、周りをまとめられる
こうした**“目に見えて分かりやすい良さ”**
を持つ選手が、キャプテン・副キャプテンに
選ばれることが多いと思います。
もちろん、
それ自体が間違いだとは思いません。
でも、一度考えてみてほしいことがあります
もしそのチームに、
- キャプテン
- 副キャプテン
この2人しか「引っ張れる人」がいなかったら?
そしてもし、
- ケガ
- 不調
- ベンチ外
- 卒業
などで、
その2人が一時的にチームから抜けたら。
その瞬間、
チームはどうなりますか?
・指示を出す人がいない
・雰囲気を締める人がいない
・誰も責任を取らない
そんな状態になってしまう
可能性はないでしょうか。
もし指導者なら、こう考えます
もし自分が指導者の立場なら、
- プレーで引っ張れる選手
- 声が出る選手
- 信頼されている選手
こういう人たちは、
キャプテンではなくても必ず
「ポジション内のリーダー」には置きます。
でも、
キャプテン・副キャプテンを誰にするか?
と考えた時は、少し視点を変えます。
選びたいキャプテン像
私があえて選びたいのは、
- 学校生活の態度が良くない選手
- 練習をサボりがちな選手
- 技術的にはまだ未熟な選手
- 目立つタイプではない選手
- でも、必死に練習している選手
いわゆる
「中途半端」「伸びしろが大きい」選手です。
理由はシンプルです。
チームは「平均」で決まる
80点の選手を
80点 → 100点にする。
それも素晴らしいことです。
でも、50点の選手を
50点 → 80点にする。
この方が、
チーム全体の平均は確実に上がります。
平均が上がれば、
- 誰かが抜けても崩れにくい
- 穴を埋められる選手が増える
- 責任感を持つ選手が増える
結果的に、チーム力は強くなるんです。
キャプテンは「完成形」じゃなくていい
キャプテンは、
- 最初から完璧である必要はない
- 一番うまい必要もない
- 一番声が出る必要もない
むしろ、
キャプテンという立場を通して
人が育つ
このプロセスを作れるかどうかが、
指導者の腕の見せどころだと思っています。
遠回りに見えて、一番の近道
一見すると、
「そんな選手にキャプテンを任せて大丈夫?」
「チームが締まらないんじゃないか?」
そう思われるかもしれません。
でも実はこれが、
遠回りに見えて、一番チームを強くする近道
だと、私は感じています。
まとめ
- キャプテンは「一番できる人」でなくていい
- チーム力は個人のMAXより「平均」で決まる
- 伸びしろのある選手に責任を与える
- 育成とチーム作りは同時に進められる
キャプテン・副キャプテンの選び方は、
そのチームが「何を大切にしているか」を
最も強く表す部分です。
記事末|指導者・保護者への問いかけ文
あなたのチームは、
「誰かが抜けた時」にも機能しますか?
キャプテンという役割を、
その選手を“育てる場”
として使えていますか?



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